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会社設立のお知らせ

会社設立のお知らせ

製造業における人手不足の解消を目指し、このたび新会社を設立いたしました。

私は名古屋工業大学大学院を卒業後、新卒で愛知県の豊田合成株式会社に入社しました。

そこで、品質管理業務を行う中で、業界が直面している課題を肌で感じてきました。

豊田合成は歴史ある大企業ですが、重要な書類が紙で管理されていたり重要な品質チェックが人間の目のみで行われていて、デジタル化が遅れていました。

当時、仕事の量も膨大で品質チェックで重要な問題を見逃し、品質問題につながることもしばしばでした。今でも豊田合成時代の同僚と飲みにいくことがあるのですが、忙しさは相変わらずのようでした。

また、大田区の製造業者の方とお話をすると、どこも採用に困っていて人手不足になっています。

日本は少子高齢化が進んでいて人口が減っています。なので、人手不足は当然のこととも言えます。

また、昔と比べるとIT企業のように昔にはなかった仕事が出てきていて、そちらのほうが給料が高かったりリモートワークができるので若い人材が流れているのも事実としてあると思います。

製造業の人気が低くなっている要因として、IT化の遅れも少なからずあると思います。厳しい言葉かもしれませんが、FAXを使って業務をしている会社に若くて情報感度の高い優秀な人が入るとは思えません。

情報感度というと、今からは間違いなくAIの時代です。

AIによって業務効率化のためのハードルはグングン下がっていますし、繰り返し作業は全てAIによって自動化することができます。

AI界隈では、つい最近 Replit というソフトウェア開発ツールが登場しました。これは指示するだけで5分でソフトウェアが作れます。また、Dify や Jinbaflow というツールを使えば画面をポチポチやるだけで、誰でも簡単に業務の自動化ができます。

直近だと Claude MCP が出てきて、指示するだけでPCのファイルシステムにアクセスできたり、任意のメッセージを送信したり、データ分析をすることができます。

これはここ1ヶ月の話です。

これは加速度的に進んでいきます。

その内ロボットが登場して、これをいち早くビジネスに組み込める会社が生き残って行くと思います。

ただ、いきなりロボットが登場して、それを会社に入れようとしてもできません。なぜなら普段からAIを使っていないので使いこなせないからです。

だからこそ今の段階からAIを触っていくことが大切なのです。

製造業は日本のものづくりの誇りであり、その本質的な価値は決して失われていません。しかし、時代とともに変化する必要があります。

伝統的な製造業の強みを活かしながら、AIという新しい技術を組み合わせることで人手不足を解消すると同時に、さらなるAIの進化に備えることが重要です。

いきなりAIをキャッチアップするのは大変です。でも、心配いらないです。

AI技術と製造業の橋渡しをするためにこの会社を立ち上げましたので、一緒にAIを活用して製造業を盛り上げていきましょう。

代表取締役

酒井 駿