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CADDi Quoteの評判は?機能・強み・電子部品調達との違いを解説

2026年4月7日9分で読了EGGHEAD編集部
CADDi Quoteの評判は?機能・強み・電子部品調達との違いを解説

製造業の調達・見積もり業務の効率化を検討していると、「CADDi」の名前を見かけることが増えてきたのではないでしょうか。特に「CADDi Quote」は、図面データをAIで解析し、見積もり・調達業務を最適化するサービスとして注目されています。

ただし、調達管理ツールにはそれぞれ得意な品目領域があります。CADDi Quoteが強みを発揮するのは板金・切削・樹脂といった図面ベースの加工品の調達です。電子部品のように型番で調達する品目とは、業務フロー自体が異なります。

この記事では、CADDi Quoteの機能・評判を中立的に整理した上で、どんな企業に向いているか、電子部品調達との違いを解説します。


CADDiとは?2つの製品を整理する

キャディ株式会社は、製造業向けのAIデータプラットフォームを提供する企業です。2024年に事業統合を行い、現在はデータプラットフォーム事業に集中しています。

主力製品は以下の2つです。

CADDi Drawer

CADDi Quote

役割

図面データの活用基盤

AI見積・調達管理

主な機能

図面の類似検索、AI解析・構造化、関連データの紐付け

見積依頼の一括送信、AIによるサプライヤー提案、回答の自動集約・比較

ユーザー

設計・品質・調達部門

調達・購買部門

ポイント:CADDi DrawerとCADDi Quoteは連携して使うことで真価を発揮します。

Drawerに蓄積された図面データ・調達履歴をQuoteが参照し、類似部品の過去実績やサプライヤー情報をAIが自動で提示します。見積もりのたびにゼロから調べる必要がなくなり、過去のデータ資産を活用した調達判断が可能になります。


CADDi Quoteの主な機能

AIによるサプライヤー自動提案・過去実績の参照

CADDi Quoteの最大の特徴は、図面データをAIが解析し、最適なサプライヤー候補を自動で提案する点です。

図面をアップロードすると、AIが類似形状の過去案件を検索し、以下の情報を自動で表示します。

  • 過去に同様の部品を発注したサプライヤー
  • そのときの発注金額・条件
  • 類似部品の加工実績

ベテランの頭の中にしかなかった「この形状ならあの加工会社が得意」という知見が、データとして可視化される仕組みです。若手バイヤーでも、過去の実績データをもとに適切なサプライヤー選定ができるようになります。

見積依頼の一括送信と回答のリアルタイム集約

複数サプライヤーへの見積依頼を一括で作成・送信できます。サプライヤーはWeb上の専用画面にログインし、見積回答を入力します。加工費・材料費などの内訳に分けた回答も可能です。

回答はリアルタイムでシステムに反映され、バイヤー側では自動で比較表が作成されます。「どのサプライヤーがまだ回答していないか」も一目で把握でき、催促の判断もしやすくなります。

なお、サプライヤー側のCADDi Quote利用は無料です。

CADDi Drawerとの連携による設計→調達のデータ循環

CADDi Quoteで蓄積された見積データ・サプライヤー情報は、CADDi Drawerにフィードバックされます。設計部門がDrawerで図面を検索する際に、調達実績(価格・サプライヤー・リードタイム)も参照できるようになります。

この「設計→調達→設計」のデータ循環が、CADDiプラットフォーム全体の強みです。設計段階からコストを意識した部品選定ができるようになり、調達部門だけでなく設計部門にもメリットがあります。


CADDi Quoteの評判・口コミ

ユーザーが評価しているポイント

属人化の解消

CADDi Quoteを導入したことで、ベテランの経験に頼っていたサプライヤー選定が、過去データに基づく判断に変わったという声があります。担当者の交代時にも、蓄積されたデータがそのまま引き継がれるため、引き継ぎコストが大幅に減ります。

見積工数の大幅削減

導入企業の事例では、見積工数の60%削減が報告されています。図面の分類・仕分け、サプライヤー候補の選定、回答の比較といった作業がシステム化されることで、バイヤーが本来注力すべき交渉や戦略的な調達活動に時間を使えるようになっています。

大手製造業の導入実績

コマツ、YKK、日本精工、住友理工、パナソニックなど、大手製造業を中心に導入実績があります。多品種の加工品を扱う企業での採用が目立ちます。

注意点・導入前に知っておくべきこと

図面データの整備が前提になる

CADDi QuoteはCADDi Drawerとの連携で真価を発揮するため、まず図面データの整備・構造化から始める必要があります。図面がデジタル化されていない、または社内に散在している場合、導入までのハードルが高くなる可能性があります。

サプライヤーにシステムへのログインを求める必要がある

サプライヤーは専用のWeb画面にログインして見積回答を入力する運用が前提です。利用料は無料ですが、これまでメールやFAXでやり取りしていたサプライヤーにとっては、新しいシステムへの対応が負担になる場合があります。

料金は非公開

料金体系は公開されておらず、個別見積もりが必要です。CADDi DrawerとCADDi Quoteの両方を導入する場合のコスト感は、事前に確認しておくことをおすすめします。

対象品目は図面ベースの加工品

CADDi Quoteの図面AI解析は、板金・切削・樹脂成形といった加工品に最適化されています。電子部品のように型番で調達する品目は、図面解析の対象外です。


CADDi Quoteが向いている企業・向いていない企業

向いている企業

  • 板金・切削・樹脂成形などの加工品を多品種調達している:図面AI解析による類似部品検索・サプライヤー提案が直接活きる
  • 図面データの資産化を進め、設計→調達のデータ連携を強化したい:CADDi Drawer+Quoteの組み合わせで、設計段階からの原価最適化が可能
  • ベテラン依存の調達判断をデータドリブンに変えたい:過去の実績データに基づくサプライヤー選定で、属人化を解消

コマツ、YKK、日本精工など、多品種の加工品を扱う大手製造業に実績があります。

向いていない企業

  • 電子部品(IC、コネクタ、受動部品等)の調達を効率化したい:電子部品は図面ではなく型番で調達する。図面AI解析は電子部品調達には適用できない
  • サプライヤーに新しいシステムの利用を依頼しにくい:CADDi Quoteではサプライヤーが専用画面にログインして回答する運用が前提。電子部品の代理店・商社の中には、新しいシステムへの対応が難しい中小企業も多い
  • まず見積もり依頼の手間を軽くしたい中小製造業:CADDi Drawer+Quoteの導入は図面データの整備から始まるため、「すぐに使い始めたい」というニーズには重く感じる場合がある

電子部品の見積もり業務を効率化するなら

CADDi Quoteが強みを発揮するのは「図面を見て、加工方法を考えて、見積もりを出す」という加工品調達の世界です。

一方、電子部品の調達は全く異なる業務です。「型番と数量を指定して、代理店・商社に見積もりを依頼し、価格・MOQ・リードタイムを比較する」──ここに図面AI解析の出番はありません。

CADDi Quote

スマートAI調達

対象品目

加工品(板金・切削・樹脂等)

電子部品(IC・コネクタ・受動部品等)

調達の起点

図面データ

型番

AIの活用

図面解析→類似部品・サプライヤーの自動提案

メール返信の自動読み取り→比較表生成

サプライヤーの回答方法

システムにログインして入力

メールで返信するだけ

サプライヤー側の導入

Web画面での回答を依頼(利用料無料)

不要(メール返信のまま)

データ連携

CADDi Drawerとの図面データ連携

メールの見積データを自動蓄積・チームで共有

スマートAI調達 は、電子部品の調達業務に特化したクラウドサービスです。

サプライヤーはいつも通りメールで見積もりを返すだけ。AIがその返信から型番・単価・MOQ・リードタイムを自動で抽出し、比較表を生成します。サプライヤーに新しいシステムの導入を依頼する必要がないため、取引先との関係を変えずに調達側だけでDXを完結できます。

スマートAI調達の導入を検討してみませんか?

サプライヤー負担ゼロ。見積もり依頼から比較表作成まで自動化できます。


まとめ

  • CADDi Quoteは図面ベースの加工品調達に強みを持つAI見積クラウド
  • CADDi Drawerとの連携で、図面データ→調達→設計のデータ循環を実現
  • 大手製造業の導入実績があり、見積工数60%削減の事例も
  • 図面データの整備が前提で、サプライヤーにもシステム利用を依頼する必要がある
  • 電子部品は型番で調達するため、図面AI解析の対象外。電子部品調達にはメールのままDXできる特化型ツールが選択肢になる

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